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ユダヤ五千年の知恵 - 聖典タルムード発想の秘密/ラビ・M・トケイヤー

古本屋でタイトルだけ見て購入しました。
日本人には馴染みの薄い考え方もあるんですが、タルムード自体には少し興味が沸きます。


タルムード自体の和訳ではなく、物事の解決にタルムードが果たした役割とかを紹介しているのですが、これが結構面白い。


ユダヤというと、「商人」とか「頭がいい」とかステレオタイプなイメージがあるかと思いますが、それも少し理解できます。


この本で紹介されるタルムードに収録されている逸話というのが、言ってみれば「おばあちゃんの知恵袋」的な存在なんですね。
それも、人付き合いを円滑に進めるための知恵として、長い間語り継がれてきたもの。
ユダヤ人とは、国も土地も奪われ、迫害され続けてきた民族。
その民族が、生き延びるためには、行き着いた先での人付き合いは欠かせない。
そして、何も持たずに、そういった場所で生き延びるためには、知恵が必要。
ある意味、サバイバルの為の知恵なわけですね。


土地があって、そこに住み着いてる農耕民族に、こういうシビアな人付き合いの感覚はなかなか育たないでしょうね。


色々な話があるので、中には突込み入れたくなるようなものもあるんですが、総じて面白いものが多いです。


これを3歳とか5歳から勉強してるというユダヤ人・・・
そりゃ日本人からみれば、商売がうまいとか、頭いいとかいうイメージにもなるでしょうね。


ちなみに私が好きなミュージシャンの方々は・・・
デイブ・リーブマン、スティーブ・グロスマン、マイケル・ブレッカー、等々。


みんなユダヤ系です。興味持ったのもこれが原因。他にも読んでみたいですね。

ユダヤ五〇〇〇年の知恵 (講談社+α文庫)

ユダヤ五〇〇〇年の知恵 (講談社+α文庫)