天国までの100マイル/浅田次郎
「泣ける」と聞いて興味本位で手にとってみました。
不覚にも、わかっていながら、涙腺がゆるんでしまった・・・
「ここで泣け!」というぐらいあからさまに盛り上げてくるのはわかるんだけど。
この本はそういう見方で、斜に構えて読むもんじゃないですな。
誰でも心の中にあって、でも、照れくさくて表に出せない部分。
そして、いつの間にか自分でも忘れてしまってる部分。
この小説では、そういうモノを、これでもかとばかりに、あからさまに出してくる。
話がどうこう、でもなく、泣けるかどうか、でもなく、色々思い出す事があるんじゃないかな、と思います。
万人にオススメできます。
- 作者: 浅田次郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2000/10/01
- メディア: 文庫
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