白い夏の墓標/帚木蓬生
ある大学教授が、学会での一仕事を終えたところへ、謎の老人が現れる。
老人の口から出たのは、20年以上前に連絡を絶った、かつての親友の名。
その親友が死んだ、という事自体は聞いていたが、実は死の理由が異なるという。
謎の老人は、親友の墓へ行って欲しいと告げ、墓を守る女性にと一つの封筒を託す。
大学教授はこの申し出を受け、親友の眠る地へ赴き、親友の死の真相に近づいていく・・・
というストーリー。
この小説で帚木氏のファンになりました。
ストーリーのスピード感とか、展開とか、緻密な医学的描写とか魅力は色々あるんですが。
なんというか、使っている日本語がしっくり来る感じなんです。
内容云々よりもそちらに惹かれる。
そんなわけで最近は帚木氏の作品を少し集め始めております。
- 作者: 帚木蓬生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1983/01/27
- メディア: 文庫
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