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知的思考力の本質/鈴木光司 竹内薫

あけましておめでとうございます。


新年一発目からこんな本。
なんか難しいー話をしています。


思考力がどんなもんか、とか、どうすると良い、とかいう内容ではないです。
著者二人の思考に対する価値観が、会話の記録を通してあらわになってくる、という形式の本。


3章以降が少し面白くなってきます。
基本的には、物事を深く考える力、判断する力をつける事が重要という内容になっており、日本の現在の教育ではそういった部分は全て捨て去られている、という・・・
日本の教育自体は、既に見る影もないというか、まぁ崩壊しちゃってるのは今更言うまでもない事ですが。
思考停止してるような教師は、私の学生時代(10年以上前)から既にいらっしゃったので、根は深いんでしょうね。


思考の過程という部分では面白くもありますが、イマイチ理解しづらい部分もあり。
専門用語?というわけではないですが、物理から哲学まで、幅広く色々な用語(話題)を出してくるため、少しついていくのが辛いです。
目の前でこんな会話されても、私はまったくついていけないでしょう。


思考過程としては、特に変わった点があるというわけではありませんが、頭の回転数が高い人たちはこんなテンポで会話するんだな、という感触がわかります。
同じ回転数を持った人にとっては、読む価値があるかどうかは微妙です。

知的思考力の本質 (ソフトバンク新書)

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