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我が愛機について。【ThinkPad レビューコンテスト参加中】

現在の私の愛機はThinkPad X200
ここに来るまでに割と変遷があったのですが、その辺含めて。


私が始めてThinkPadに触れたのは2001年くらいでしょうか。
当時のマシンはi1620だったと思います。
そして、i1620からx40と乗り継いで、現在のX200に至ります。
実は途中でVaioに浮気とかしてたりもしますが・・・


さて、結局今に至る理由はというと、割と単純でして。
「キーボード」コレに尽きます。
他にも理由を挙げれば色々あるんですが、やはりネックはココにあると思います。


出会いの元はi1620。コレを選らんだ理由は、周りの評判だけでした。
その前に使っていたPCはVaio505。一世を風靡した初代「銀パソ」です。
ただ、コイツは使ってる間に「オー」のキーとか「BackSpace」のキーが取れる、という難題がありました。
私は初めて使ったPCだったので、「ノートPCってそういうもんなのね」と思っていたのですが、周りのPCマニア間でVaio505を使っている人が、同じ位置のキーが取れている状況を見てしまい・・・


「次は、割と酷使してもキーが取れないマシンにしよう」と思ったのがきっかけです。
当時は私物を仕事にも利用していて、打つ量はそれなりに多かったので。
そこで、色々聞いてみて、周りの評判からi1620に行き着きました。
それまでのマシンと違って苦労したのはCtrlキーの位置くらいでしょうか。
(当時はキーのマッピングを変える、という事さえできない程度のPCスキルだったので)
それ以外は何の問題もなく、非常に頑張ってくれました。
キーと本体の剛性感に驚いた覚えがあります。
実際に、かなり酷使しましたが、キーがヘタるなんて事もなかったし。
キーボードの上にワインこぼしても壊れなかったし(笑)


次のマシンでは多少浮気性はあったのですが、結局x40
ちなみに、この当時はVaio Z1も使ってました。SXGA+という画面サイズが決め手です。
このVaioは未だに評価が高いのですが・・・(いいマシンとは思いますよ。今でも)
キーボード面では、「まぁ何とか妥協できるな」レベルの感想です。
ちなみに、このVaio Z1は「Vaio史上最高のキーボード」らしいのですが・・・
コレ以後のVaioでも、このZ以上のキーボードがないので、このZ1以降、Vaioは選択肢から消えました。


ちょっと脱線しましたが・・・


まぁi1620にしろ、x40にしろ、やはりキーボードは圧倒的に使いやすかったんですね。
正直、他のノートPCでは比較にならない。
ちなみに、2010年現在では職場でHHK(自前)を使っていますが、ノートPCで、HHKと比較してもストレスなく使えるキーボードはThinkPadだけと断言できます。


機能とかデザインとか軽さとかで、他のノートPCには惹かれるのも事実なんです。
ただ、結局のところ、私の場合は、ノートPC選びはキーボードに行き着くので、他に動けないこの事実。


このキーボードは本当にまずいです。
慣れてしまったら、他のキーボードには不満しか出ない状態になります。
トラックポイントもまずいですね。
慣れてしまうと、他のマシンのタッチパッドとか邪魔なだけ。
ホームポジションのまま全ての操作が行える唯一のインターフェースだと思います。


さて、ここまで書いておいてなんですが、そして、ここで書くのもなんですが。
実はIBMからLenovoになった際に激しく落ち込みました。
ThinkPadはどうなるんだろう、という不安です。
偏見が入っていた事は否定しません。
多分、IBM時代に比べて色々落ちるんだろうなー、と思ったのです。
この時期は、よくお店に行っていた気がします。色々触りました。


そんな私が結局、X200に返ってきました。
理由はやはりキーボード。


x40x60/61ではかなり変わりました。
見た目とかスペック的には大差ないかもしれないですが、触った感覚の問題ですね。
ここではかなり迷っていました。
当時使っていたマシンで深刻なスペック不足がなかった事もあり、ココは様子見していました。


そして、x200
お店に並ぶようになってから、結構な時間、触っていたと思います。
お店の方には迷惑だったでしょうけど・・・


結論。
パッと触った感じの感覚は確かに違うけど、長時間打つほどに昔の感覚に近づいていく感覚というか。
正直、びっくりしました。
「大和は死んでなかった」と思えたのです。
ThinkPadIBM時代から、神奈川県大和市の研究施設?にて開発されてます。


触った瞬間の感覚の違いから、「素材変わったな」という事はすぐわかったりします。
ですが、今では、感覚の違いは、素材の変更や設計の変更に合わせたチューニングの結果なんだと理解できます。
店頭で触るレベルでコレを理解するのはキツイかも、とは思いますが。
(もっとPC歴が長い人ならわかるかもしれませんが。私はようやく10年ちょっと)


それほどに、長時間触っていた時の使いやすさという部分で差が出ています。


ThinkPadはライトユーザーにはオススメしません。
Vaioの方が、パッと見の印象はいいのは決まってます。
デザインとか、100歩譲ってもThinkPadは無骨以外の表現がないだろうし(笑)


が、ヘビーユーザーには。
いや、ヘビーじゃなくても、よくPC使う人にはThinkPadはオススメします。
使う時間が長い程、差が出るマシンだと思います。


この記事を書いてる時点で、x200を使い始めて1年になりますが、改めてx200を選んだ判断が正しかったと確信しています。


我が愛機、x200が引退した時にはまた新たに「大和魂」を受け継いだマシンが手元にあることでしょう。